Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

Kendari,Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

      2016/06/24

Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

ドミニカ共和国” La Bucara " 鉱山産ブルーアンバーに続いて、これもまたスーパーレアアンバーのご紹介です。
年明け一番がインドネシア、西パプア地方Manokwariのブルー・グリーンアンバーでした。
今日リリースのインドネシア・スラウェシ(Sulawesi)Blue Amberはかつてセレベス島と呼ばれていたインドネシア第四位の島で採掘されたもの。→スラウェシ島(wikipedia)
この島は環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯の合流点にあり、険しい山岳地帯が多く、現在も火山の活動は活発である。
アンバーが採掘されるのは南スラウェシ州サマンバの北、中部パルの奥地、南東部ケンダリなど数カ所が報告されている。この原石はケンダリ地方産出のものです。
急峻な地形に阻まれ、交易路が未整備なため、琥珀の採掘も事業として成り立っていないのが現状のようだ。

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Sulawesi, Indonesia. Blue Amber
Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

このブルーアンバーも例外ではない。現地で買い付けている業者の話では、村の数人がせいぜい月に数回、農業の合間に深さ10~20mほどの粗末な坑道に潜り、爆薬を仕掛け、掘り出している。劣悪な環境、危険な作業。産業と言うにはほど遠い現状だ。ドミニカ同様、大雨が降ると坑道は水没、何ヶ月も仕事にならないと言う。
そのような訳で、スラウェシのアンバーは流通量が限られている。しかしこのような状況はスマトラ、カリマンタン、パプアなども大同小異だと言う。

今日ご紹介のスラウェシのブルーアンバー、コレクターの間ではまさに幻、私は日本国内でこれまで目にしたことは皆無だった。先日、お客様からの情報で、ebayを覗いて小片、というより破片のようなスラウェシが出品されていることを知ったが、とてもカット出来るボリュームではない。
Sulawesi, Indonesia. Blue Amber
Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

この原石の場合、当初約180グラム、900カラットを超えていた。発破による採掘が災いして、核になる部分以外は大小の亀裂が無数にあり、カット作業は困難を極めた。最後に残ったのは約13グラム、14分の1ということになる。しかしそれは最初から織り込み済みだった。
カットに際し、発光色に微妙な変化を齎すよう中心軸をあえてずらしてみた。これもまた正しい判断だったように思う。

Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

完成してみると、予想を超えた強い発光力を持っている。ベースの赤もなかなか良い。内部に斑な内包物はあるが、全体の調和は保たれている。堂々たる存在感を備えたエクセレントランクのブルーアンバーだと言えるだろう。

Sulawesi, Indonesia. Blue Amber

幅 26.70 mm、長さ 35.40 mm、最大厚 24.50mm 64.80カラット
全面、究極の超精密ベルベットスキン仕上げ。
即日完売いたしました。ありがとうございました。

 - スラウェシ島の琥珀