Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

Top Grade Lander Blue 8.55 ct. [ Wearing a Autumn ]

      2016/05/27

ランダーブルーターコイズ 8.85カラット

AKIRA OBATA PREMIUM TURQUOISE COLLECTION. #26 - TOP GRADE.- LANDER BLUE 8.55 ct.


Wearing a Autumn

ターコイズで秋を表現したい........。

そんな思いが日ごとに膨らみ、ここ一ヶ月ほどダメール、キャンデラリア、ナンバーエイト、レッドマウンテン、四つの原石をプレカットしてみた。

 

基調である青と枯れ始める秋色とを日々の流れの中で拮抗させたい。素朴な目論見だった。しかしどの石も自身が抱いているイメージからは程遠く、案の定プレカットした原石は宙ぶらりんの状態で無慚な姿を晒すこととなった。

原石をカット研磨しながら完成イメージを探すのでは無く、最初に頑とした完成イメージがあり、そのイメージに向かってカット研磨する。ブルーアンバーでは可能だったことが、いざターコイズになると勝手が違う。

原石との馴れ合い

思い当たる節が無いわけではなかった。ターコイズの世界では既成事実があまりにも圧倒的で、そこに分け入るには相応の勇気と実績が物を言う。中近東の伝統的なトルコ石、インディアンジュエリー、ネイティブアメリカンの成果........。置換不可能な歴史、時間の堆積。

それでもなお、ターコイズという自然からの賜り物を、自身の表現へと繋げてみたい。

これまで何度となく試行したものの、すべては失敗に終わっている。原石が抱え込んでいる特性に隷属しつつ、紙一重のところで折り合いをつける、それこそがターコイズ世界の「王道」だということは、判りすぎるほどわかっていた。


自然に対し己の主張を押しつけてみたところで、所詮は悪あがきに過ぎず、結果、神経をすり減らし、長い時間と労力、さらには貴重な原石さえ灰燼と化し、泣きを見ることになる。

判っていてもなお、今度ばかりはその常套手段を敢えて否定したところから成果品を実らせてみたい。自分と原石との馴れ合いを打ち砕き、これまで成すことの無かった関係を取り結びたい、そんな思いがあった。

諦めるべきか、先延ばしすべきか、新たな石との出会いを待つべきか。

一度リリースしたランダーブルー。改めて初秋の光にかざすと漆黒の奥に微かな赤、黄色、橙、褐色、茶色、緑。

ランダーは漆黒に煌めく青こそが命........。そんな既成概念を乗り越えれば、その奥にさらなる世界が、漆黒の向こうにどんな世界があるのか。

成否を恐れていては何事もなし得ない。ランダーの漆黒を乗り越えてみよう。


納 得

今日の8.55カラットはこのような流れを経てリリースに漕ぎ着けることができました。

思えば昨年10月以来、十分に納得できる「ランダーブルー」のリリースです。

LANDER BULUE is wearing a costume of autumn.

 

ランダーブルーターコイズ 8.85カラットランダーブルーターコイズ 8.85カラット

商品No.:TQ121011

商品名:Top Grade Lander Blue 8.55 ct. [ Wearing a Autumn ]

サイズ:幅 16.26mm、長さ 20.60mm、厚み3.31mm(内 バッキング厚 約0.5mm)

Lapidarist (Stone Cutter) : Akira Obata

カラット数;8.55カラット

この商品は完売しました。ありがとうございました。

 - ランダーブルー