Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

VVS ナチュラル スイスブルー トパーズ 21.60cts.

      2016/07/08

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トパーズの多彩な色

 鉱物学的にはフッ素、アルミニウムを含有する珪酸塩鉱物。和名は黄玉。黄玉と呼ばれるように、本来は黄金色の宝石といったイメージが強い。
しかしトパーズのカラーレンジは多彩。
価値の高い色はレッドトパーズ。これは濃いピンクです。レッドトパーズの代表例はアメリカ合衆国イリノイ州フィールド自然史博物館(Field Museum of Natural Historyが所有するブラジル産Blaze Imperial Topaz97.45カラット
一番評価基準の高い色が「レッドトパーズ」。オレンジ色の「インペリアルトパーズ=シェリーカラー トパーズ」、「ピンクトパーズ」、「イエロートパーズ」、「ブルートパーズ」と順位付けされている。番外では無彩色の「ホワイトトパーズ」、ブラジルで時折発見される「クリスタル ブルートパーズ」、最右翼は同じくブラジル産「ルチルド・トパーズ」か。このようにレアなタイプの話題にも事欠かない。

11月の誕生石としてのトパーズ、欧米ではブルートパーズは12月。ブルー以外のトパーズは11月の誕生石というように分けて考えられている。

多くの宝石の例に洩れずトパーズもまた熱処理や放射線照射などによるカラー調整が行われている宝石の代表格。市場に流通しているほとんどは処理石だと言っても間違いはない。

私の仕入れルートを探りまっくてもナチュラルトパーズはそうおいそれとあるものではない。なかなか見つからない。
しかしナチュラルが無い無いとばかり言っていたのでは一歩も踏み出せない。
ここ数年来、囁かれている天然ブルートパーズはインダス川支流*******川渓谷で発見され、細々ながら市場に顔を出し始めている。上質で淡いブルーも美しく、今のところ荒らされていない鉱山だ。原石を入手し、成分分析などで問題がなければご紹介します。

ここで天然のトパーズ、同語反復より百聞は一見しかず、業者から送られてきている写真の一例です。
原産地はブラジル。今回リリースした21.60カラットは3、4と同種の原石からカット。
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リリース作21.60ct.

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 このスイスブルー、一般的な分類はたしかにスイスブルーの範疇ですが、実際はかなり素朴な天然物。

写真でご覧いただけるように、市場で目にするスイスブルーのような華やかさはありません。

この仕事を始めた直後、日本で頑張っていたインドの業者の薦めで入手。かなり古い時代のトパーズ。


熱処理や放射線照射のようなキラキラ感はありません、ブルートパーズというよりアクアマリン的な雰囲気です。
来る日も来る日も、磨いて、磨いて、また磨いて。そんな作業から完成。


トパーズなどの色石は一般にファーセットカットがほとんどですが、この素朴なブルーを微妙な曲面のカットで補いながら、シンプルなカボッションにしたいと願っての仕事です。 


背面は均質な平面ではなく、数ミクロン、凹レンズ状に彫り込み、トップの凸レンズからの光をコントロール、内部に影を持たせることにより原石が持つ石自体のカラーを表現。計算しつくした光のマジックです。
Type:Natural Topaz

Weight:21.60ct.

Size:22.41x14.45x7.68mm

Shape:Pear 

Color:Swiss Blue
Clarity:VVS (Very very slight inclusion,Inclusion Barely seen under 10x Loop.) 

Luster:Excellent

Hardness:8

Origin:Brazil (old stock)

Treatment:Unheated

Exposure to radiation : Non
Price:NA

----Sold out.

 - その他の鉱物, ナチュラル トパーズ