Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

ラストチャンス・ターコイズ 6.25ct.

      2016/07/03

ラストチャンス ターコイズ 6.25カラット先週土曜日(25日)と日曜日(26日)、松本では「松本クラフトフェア」が開催された。今年で29回目を迎えた手作り作家、手仕事の一大イベントだ。北海道と沖縄、四国以外の全国都府県からの出展者は300を超えた。木工、漆、陶磁器、ガラス、染色・フェルト、皮革、金属、服飾、素材、道具など、おおよそ手作りと呼ばれる分野は網羅された感がある。


会場の敷地やインフラなどに制約もあり、出店への審査、競争率は年を重ねるごとに厳しさを増し、そう簡単に出店できるというわけでもないようだ。それはそれで仕方のないことだろう。「出展が決まった時は、大喜び。まるでお祭り騒ぎでした」。そんな話も聞かれるほど、このフェアに対する作家の思いは熱い。
会場を一巡し、時間の許す限り興味あるブースに立ち寄っては、制作者の方と話をすることができた。


作品の完成度、トレンドとの関わり方、オリジナリティなど、概してグレードは高い。しかし作り手の暮らしは容易ではない、というのが現実だという。この国では出来上がった作品に対してお金を支払うことはあっても、作者の才能を評価し、支援しようという「エンジェル」指向は極めて薄い。今、改めて主催者の出展者名簿に目を通し、いくつかのウェブサイトにお邪魔しながら、かけがえのない作品の数々、切磋琢磨しつつ作物を作り続ている各作家の姿が、どうしたらより多くの人々へ的確に広がっていくのか・・・。


このような催しは開催してハイおしまいであってはならない。閉幕した瞬間から次のステージへと繋がるきっかけの場であるべきだろう。才能と情熱とを併せ持った作家への支援こそ整備されるべきではないだろうか。
物作りとは作り手と社会との緊密な連携があってこそ花開くものだ。無名の職人によって生み出された「用の美」を見出し、用い、活用しようという民芸運動もこの松本との関わりが深い。柳宗悦を全面的に支援し続けた実業家大原孫三郎、あるいはまた河井 寛次郎が東京高島屋の宣伝部長であった川勝堅一氏との親交により、超絶技巧の華やかな作品世界が開花したように、職人や作家を育て育む土壌こそこの国には不可欠なのではないだろうか。

 

さて今日はレア中のレア、「ラストチャンス・ターコイズ」をリリースします。じつはリリースする3点以外に2点、合計5点が完成していました。2点はクラフトフェアにおいでになり、その足で拙宅にまでお越し下さったお二人の許へ即決でお納めすることになりました。お一人は大阪からいらした方で、長年お世話になっているお客様。もうお一方は静岡から。お二人とも皮革工芸の作家の方々でした。


では今日リリース3点のうちの一点目6.25カラットです。
レア中のレア、そう書きました。
ラストチャンス・ターコイズについてはすでにブログ記事「トップグレード ラスト・チャンス 5.05ct.」に記載してありますので、そちらをご覧ください。

ここではこの鉱山がネヴァダ州バトル・マウンテン近くにあるゴドバー&バーナム鉱山(幾度となくオーナーが変わり、その都度、Last Chance、Dry Creek、Old Bernham、Godber と鉱山名が変遷した)の最初期に採掘されたターコイズに冠せられた名前であることを明記しておこうと思います。


最初期の「ラストチャンス」、ターコイズコレクター垂涎のスーパーレア・ターコイズですが、実際問題として、入手したくとも現物が出てこない!!。試しにネットで検索してみて下さい。著名なターコイズショップのレファレンス項目に行き当たることはあっても、じゃあ現物は?ということになると在庫は皆無です。
ぼくの場合、ラッキーでした。長年お世話になっているネヴァダ州のターコイズディーラーからオファーをいただき、即座に手持ちすべてを譲り受けた。二年前のことです。ラストチャンスの希少性より、その名前に惚れ込んだというのが偽らざる気持ちでした。それがほとんど市場に出ることの無い極レアターコイズだと言うことは後になって知ったことでした。そして現在、日本はもちろんアメリカ本国でもほとんど出てきていません。

 

3点とも石質極めて固く、硬質なブルー。赤味を帯びた金茶色のウェブ模様は、キャンデラリアの極上品にも匹敵する美しさ。上質なターコイズの条件を見事クリアした最上のコレクションアイテムだと言い切れると思います。ラストチャンス、これ以外にあと3点保有していますが、1もしくは2点はコレクションとして所持しておきたいと考えています。つまり今日の3点プラス1もしくは2点がすべてです。今後、入手できるチャンスはまず考えられません。

2年間、大切に保管し、極上の超精密研磨で完成させました。いつまで死蔵していても意味が無い。これを墓場に持って行けるわけでもない以上、ここは少しでもお求めやすい価格でリリースを試みようと考えました。
カラット単価など、お問い合わせをお待ちしております。

今回は各1点ごとにエントリーを独立させることにしました。あとの2点も今夜中にアップいたします。

 

商品No.:TQ130527A
商品名:High Grade. ナチュラル ラストチャンス 6.25ct.
サイズ:幅 10.10mm、長さ 12.80mm、厚み5.70mm(バッキング厚 約0.5mm)
Lapidarist (Stone Cutter) : Akira Obata
カラット数:6.25カラット
High Grade. ナチュラル ラストチャンス 6.25ct.は完売しました。
ありがとうございました。

 - ラストチャンス