Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

3本の二次曲線と交わる3つの頂点

      2017/05/25

この世界は何からできているのか

きっかけとなったのは2013年9月に放映されたNHKスペシャル『神の数式 完全版 第1回 この世は何からできているのか~美しさの追求 その成功と挫折~』。

 

番組では宇宙の謎を解く唯一無二の数式、『神の数式』に挑む天才たちの栄光と挫折の歴史を軸として、近年その存在が証明された「ヒッグス粒子」の発見に至る150年間に及ぶ数学者、物理学者たちの死闘にも等しい理知の闘争と追求が描かれていました。(NHKのオンデマンドで観ることができます。著作権上どうかな?と思いますが、YouTubeにもその全シリーズがあるようです。)

 

4回シリーズのスペシャル番組についてここで語るのは容易ではありません。それはあまりにも深遠であり、観るものに膨大な予備知識を強いられるからです。

 

お断りするまでもなく、私は数学についてはまったくの素人。数学者のような能力もなければ計算への緒さえどこに求めればよいのか、皆目見当さえつきません。

それでも番組を契機として、数学の世界に強い興味と憧れを抱いたことは事実です。

 

これまでに何度となく記してきた「ブルーアンバー発光の秘密」についても、その原理は数式で表すことさえ不可能ではない、ようだ。ということまではおぼろげながらも理解できるような気がしています。

もっとも最近ハマっているのは『ポアソン分布』。膨大な数値データからその関連性、一定の法則値を掴みだそせないものか、そんなことに夢中になっています。

 

話を鉱物のカットということに限ってみると、確かに何度となく実際の作業に「数学」を取り込んできました。カボションの縦横比に黄金比率を用いたり、琥珀の光を制御する時、その屈折率を元にして曲面を設計し、琥珀の表面と内部に「ダブルイメージ」を出現させてみたり・・・。

経験値から、数学が美しいカットに少なからず影響を及ぼす、といったことは避けて通れない自分のスタイルだと確信しています。

 

今日のスリーピングビューティ4.10ct.もまた数学的なカットがテーマとなっています。

三辺の曲線はそれぞれが二次曲線が基になり、その交点がこのカットのフォルムを特徴づけています。 数式から導き出されたフォルム、リリースに至る点数はきわめて僅少ですが、独自のスタイルを推し進めていこうと考えています。

 

 

ご連絡をいただければ、ジュエリー作家さんのご紹介、デザインのご提案など、進行のお手伝いを致します。

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