Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

ペルシャ6.05ct.

      2017/07/22

良いところ

  • レアなマトリクスペルシャ、純ナチュラル・ソリッド
  • オリエンタルならではのカラーレンジ、

残念なところ

  • 平滑になりきらないレンガ色のマトリクス
  • 微小な長石のインクル

レンガ色のマトリクス

このタイプのペルシャ、一昨年頃から時折見かける。カッター泣かせこの上ないターコイズ。 この石を磨き始めたのは昨年秋、何度磨いても表面の凸凹が不自然に残ってしまう。研磨の擦り傷もまた容易に消えない。ダイヤで磨いたところで結果は変わらない。

 

このレンガ色の部分には異なった鉱物が混在、それぞれの硬度が大きく異なるため、硬度の低い分子は硬いダイヤ粒子に抉られ、硬度高い分子は凸凹に残ってしまう。

結局これまでの手法はこの石には通用しないことがわかった。

最後の方法は「柔らかくデリケート」な鹿革をモーターで回転させ、根気よく面を作っていくことにした。

驚かれるかもしれませんが、例えば硬度の高い翡翠などでも理論的には豆腐でも表面を磨くことができる。どういうことかと言えば、研磨とは固いものでなくとも柔らかい物質であっても回転数(速度)を高めれば磨くことは可能だという。

研磨科学という分野があるそうで、豆腐研磨の話はその専門書からの受け売りに過ぎず、実際検証したわけではない。

しかしその理屈はわからないわけではなく、実際、私の場合最後の砦は「鹿革」ということはこれまでにも何度となく経験している。 ダイヤのように抉ること無く、柔らかな鹿革が硬い石の面を磨いてくれるわけです。

このペルシャ、青いターコイズの部分は周囲を写すほどまでに純度の高いターコイズ。マトリクスとの対比がダイナミックで、この美しさに惚れ、諦めること無くようやく完成に至った次第です。

ペルシャ6.05ct. Workページへ - 完売しました。

 

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