Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

悠遠を遊ぶ (2)

      2016/07/19

Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)

Aquilax
オールドストック カレンシルバー
ローマン ブロンズビーズ/アフガニスタン アンティークブラスビーズ
京八つ組 紺藍染め絹糸組紐
ブレスレット

ぼくと書籍との関係は一貫して花から花、節操なき浮気性です。
今回もローマンビーズについて調べるはずが、ローマ、ストア派の哲学者(というべきか、政治屋というべきか)セネカが遺した『人生の短さについて(他二編)』を書棚から引っ張り出した時から寄り道が始まった。
タイトルからして現在自身が踏みとどまっている状況に照らし合わせ決して無縁とは思えず、久しぶりに一気読みしてしまった。


人は往々にして人生は短いと感じることが多い。短いと感じるのは時を浪費し、惰性で生きているからだ。セネカは人間と時間との関わり合い方を俯瞰的に眺め、繰り返しそのように述べている。もっとも悲惨なことは、生きていた証が失った時の集積、年齢でしか語れないということだと。
己の時間をどこまで己のために費やすか。費やした時間数、費やし方によって、人の一生は短くも長くもなり得る。考えるまでも無く単純な話だが、忘れがちなことではないだろうか。一個人としての生き方、組織人としての自分を捉え直すには解りやすく説得力に富んだ古典だと改めて感じた。
『人生の短さについて(他二編)』は大西 英文訳が広く知られていますが、漢語的表現が多く、いかにも古典哲学といった日本語です。僕は日本語のこなれが良い岩波文庫の茂手木 元蔵訳を愛読しています。


セネカに始まり、スーザン・ソンタグ『私は生まれなおしている』、さらに高橋源一郎『13日間で「名文」を書けるようになる方法』、再びソンタグの『写真論』・・・浮気の旅が続いています。
長くなりますのでスーザン・ソンタグ、高橋源一郎については改めて書くことにします。
そのようなわけで、書こうと思っていたローマンビーズについてはまだ時間がかかりそうです。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)さて今日リリースの「ブレスレット」についてです。
使用したパーツ(材料)は次のとおり。
ローマ時代ブロンズビーズ
オールド カレンシルバー
コンテンポラリー カレンシルバー
アフガニスタン アンティーク ブラス ビーズ
京八つ組 紺藍染め絹糸組紐
柿渋染めチベット ヘンプ(手紡ぎの麻糸)

コンセプト的には「悠遠を遊ぶ (1)」を踏襲しています。していますが、しかしです。
前作はアンティークカレンのネックレスを分解し、パーツごとに分け、メインにローマンブラスを据え、カレンの伝統様式をベースにリメイクしたものでした。以前から気になっていた素材を生かしたい。そんな思いでした。
それが二作目ということになって、一級のパーツを思う存分つぎ込みました。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)以下、パーツごとにご説明をします。
1.まず樽状のローマンブラスをセンターに。このタイプ、最後の一個です。さらに扁平なローマンブラスをもう一つ加え、
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)2.「いぶし処理」をした円盤状99%ムク銀のオールドカレンシルバーをスペーサーとしました。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)3.スペーサーとスペーサーとの間に見える刻印のあるキューブビーズは10年ほど前に買い込んだ現代もの。これはいぶし処理はしてありません。いぶし銀の黒っぽい色と年月を経た98%シルバーとの対比が狙いです。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)4.刻印のあるフッククラスプも現代のもの。これには「いぶし処理」。
5.金色のチャームはアフガニスタンのブラス。シルバーとの対比を狙い、程よいところまで磨き込みました。
6.全体を貫通しているのは「ナチュラル ロイストン ターコイズ 26.80 ct.+ 紺藍染め絹糸組紐」でご紹介した純国産の手染め組紐。愚妻がこつこつと組上げました。この組紐、100年経っても朽ちることはないことでしょう。
7.端末処理は極細のチベットヘンプを使用。強度を高めるために柿渋で染め、巻き付けた後、膠処理。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)全長は25cm、写真でお判りのようにクラスプは端末でもビーズの途中でも引っかけることが可能ですので、長さの調節はフレキシブルです。重さは66.45g(シルバーは約40%)、前作の2倍強です。
Roman bronze and Hill Tribe silver Bracelet (2)夕方、さらなる一冊を取り出してきました。
『黄色い葉の精霊-インドシナ山岳民族誌』。山岳民族についての古い古い探検記というより「調査紀行」ですが、今日は触れません。
カレンシルバー、ハンドメイドの極上天然石ビーズ、アンティークの金属ビーズやトンボ玉などと組み合わせ、10年ぶりにじっくりと取り組もうと考えてます。

商品No.:TW130910
商品名:RomanBronze and Hill Tribe Silver bracelet
サイズ:全長 250mm、最大直径約18mm
designed (beading) : Akira Obata
重さ:66.45グラム
RomanBronze and Hill Tribe Silver braceletは完売しました。
ありがとうございました。

 - Aquilax