Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
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Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

メラネシア シーアンバー(TM) バイカラー12.80cts.

      2016/06/16

メラネシア シーアンバー(TM) バイカラー12.80cts.

メラネシアの奇跡 - レッドアンバーとブルーアンバーの融合

最初にこの素材となった原石の写真から話を進めることにします。

メラネシア シーアンバー(TM) 原石写真1メラネシア シーアンバー(TM) 原石写真2この原石の内部に透明度の高い宝石が潜んでいたわけです。

 

原石大きさは30グラムほど。 1枚目の写真右側に見える半透明の明るい部分、角度を変えて2枚目の手前に突き出したコブのような塊。仔細に観察すると、これは本体と言える部分にしがみついているように見えます。しかも亀裂さえ確認できます。

 

全体を見回すと、2つに別れてしまいそうな形状。 恐らく波打ち際で岩などにぶつかり一部が破損したに違いありません。

 

光に透かすと確かに内部の深い部分にグリッターが。 このようなケースでは表面に達している亀裂部分に鋭い工具を差し込み、ハンマーで叩いて割ってしまいます。 荒っぽい作業ですが、後になって亀裂が表面化するより、最初期の時点で決断したほうがその後のリスクが軽減されるからです。

 

案の定、一枚目の写真の手前部分は幾つもの破片となって本体から切り離されました。

残った原石から受けた印象は最上質のバーマイトのような透明度が高く濃度の深いチェリーレッドアンバー。

 

磨き進める内に現れてきたのがレッドアンバーとは異なりさらに透明度が高く淡い黄金色の小さなパート。

メラネシア シーアンバーに対してはカット研磨の学習量も少ないことから、私自身不明の要素も多く、全ての作業はフルハンドメイドで進行しています。 機械でカット研磨すれば作業は捗りますが、得てして大切な部分を見逃し、磨き落としてしまいがちだからです。 しかしその段階ではこれはバイカラーの琥珀としか考えていませんでした。発光性琥珀はメッシュの細かい仕上げ工程に進めれば進めるほど、蛍光発光の結果がはっきりしてきます。

荒い目での研磨段階では表面はスリガラス状ですから、鮮明は発光色の確認はできません。

しかしこのバイカラー琥珀の半ば半分がドミニカンブルーアンバーにも似た鮮明かつ美しい青を発光するなどとは予想さえしていなかったことです。

全体に透明度も高く、レッドアンバーとブルーアンバーとが融け合う境界部分には得てして有り勝ちな亀裂やピンホールといったものも皆無。

樹液は見事に溶け合い、色のグラデーションさえ生まれています。

 

確かにドミニカンアンバーの世界であればバイカラー、トリプルカラーというのは希少種には違いないにしても、ずば抜けて珍しいというほどではありません。しかしそれらはブルー、グリーン、ラベンダーが構成色。

このシーアンバーのようなケースは初めての経験でした。生成過程を考えると、これは深い謎です。

最後にムービーを追加します。ご覧になってみてください。掲載写真、ムービ共に晴天時午後の自然光だけで撮影してあります。 美しくきわめて貴重なコレクターカットです。

商品No.:TW150915

商品名:メラネシア シーアンバー バイカラー12.80cts.カボション

原産地:南太平洋メラネシア海域の海岸地帯(漂着琥珀)

加工国:日本

処 理:なし(100%ナチュラル)

サイズ: 長さ24.58 x 幅18.19 x厚み9.98mm

重さ:12.80ct.

cabbing : Aquilax.O

超精密鏡面研磨仕上げ Newest ver.7

この商品は完売しました。ありがとうございました。

 - メラネシアの琥珀