Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
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Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

1970年代 ナチュラル レッドマウンテン ターコイズ 11.40ct.

      2016/06/12

1970年代 ナチュラル レッドマウンテン ターコイズ 11.40ct.
1970年代、初期のレッドマウンテン、1970年代にネヴァダでカットされたものを修復し、リカット、リポリッシュしたものです。
この鉱山からは非常に美しい石が輩出されてきました。その美しさ、品質の高さが広く知られ、ここ10年ほどの間に人気が高まり、高価なターコイズの仲間入りをしてしまいました。多くのターコイズ専門サイトでも語られているとおり、一級品になるとランダーブルーやローンマウンテン、ビスビーに匹敵する価格帯です。

ところがこのレッドマウンテン・ターコイズはカッター泣かせの石としても飛び切り有名です。
一般的に、とにかく「薄い」!!。
薄い脈状で採掘されるターコイズ=ベイン・ターコイズのいわば親玉、といったところでしょうか。

さらなる難関、特に鉱山が発見された1970年代にカットされたものは、バッキング材があまりよろしくない。時として枠にセットする際に余計な力が加わり、あえなく破損、といった事例もあるようです。熟練した彫金師の方からも、レッドマウンテンはできればお断りしたい、といった話さえ聞かれるほどこの鉱山の石はリスクが高い。
私の場合、必要性がある場合、そのリスクを回避するために修復というべきか改善というべきか、とにかく対策を講じるようにしています。具体的には後ほどリリースする9.10カラットの項でご説明します。

この11.40カラットの場合、ベインの厚みはわずか1mm程度。ネヴァダから届いた時は70年代に加工され、その後、何人かの手を経てきたのでしょう、かなり傷ついいた状態でした。フェイス面には無数の擦り傷、さらなる悲しさは周囲のエッジが何箇所も欠けている、バッキング材は劣化してかなり脆い・・・。いやいや誤解しないでください。これは業者が悪いわけではなく、もちろん不良品というわけではさらさらない、古い時代のターコイズであれば、往々にしてありがちなことです。あとは可能な限りドレスアップしてあげれば良いことですから。

とはいっても、そのドレスアップ、研磨機や電動バフなど使うわけにはいかず、ここは手作業に徹します。手が施せるリミットは厚さ1mm、あるいはそれ以下の世界。心地よい緊張の時間でした。

商品No.:TW160327A
商品名:ナチュラル レッドマウンテン ターコイズ 11.40ct.
原産地:ネヴァダ州 1970年代=ビンテージ
加工国:日本
処 理:なし(100%ナチュラル)ダブルバッキング補強済み
サイズ: 長さ18.74 x 幅 15.16 x 厚み 4.53mm 背面フラット
カラット数;11.40ct.
リカット研磨、修復補強 : Aquilax.O
ハイポリッシュ
この商品は完売しました。ありがとうございました。

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