Twilight

白日の喧噪が薄らぎ万物がその形姿を背景に溶け込ませる日没時、 今日を振り返り、明日に思いを馳せる。
窓に明かりが灯り、会話が始まる。
明日も良い一日でありますように.......。
Stone cutter (鉱物研磨職人) Aquilax O

ナチュラル キャッスルドーム ターコイズ 7.90 ct.

      2016/07/19

キャッスルドーム鉱山

キャッスルドームは1942年に発見、56年に一度閉山されましたが、その後も細々と産出されていたようです。
しかし1970年代初頭以来、一切採掘されていません。
ウェブサイトなど日本語での情報では「1956年閉山」としか見当たりませんが、現地の情報源では1970年代までは産出されていたとの記載が普通です。(Turquoise Mines)

鉱山のあった場所はアリゾナ州グローブ。グローブといえばスリーピングビューティが有名ですが、スリーピングも4年前に閉山されてしまいました(→スリーピング鉱山は閉山してます)。
キャッスルはそのスリーピング鉱山からわずか30マイル、50キロほど離れた所にありました。

鉱山を閉めるにはそれぞれの事情があります。
良い原石が出なくなった。鉱脈が深すぎる、経費の割に利益が出ない。鉱山主の思惑などなど。
キャッスルの場合、当初露天掘りでしたが鉱脈が枯れてしまった、というのが理由として記録されてます。
さらに調べてみるとほとんどの石は「コーンフレーク」の地層から発見され、原石は小さなもの、指の爪サイズのナゲットがほとんどだったようです。あまり利益にはならかった鉱山、といった分類になるのでしょうか・・・。

キャッスルの原石は鉱山労働者によって直接街に運ばれ、現金化されていたという記録もあります。
最近、繰り返しスリーピングをカットしてますが、ほぼ同じロケーションにあったキャッスルとの比較をしてみようと思い、手持ちの少なかったジェムグレードのキャッスル原石を取り出し、カット研磨してみました。 結果はご覧の通りです。 カット研磨が終わり、スリーピングの青と比較すると、かすかにグリーンが溶け込んでいるように見えます。
しかしこの信じられないほどの鮮やかな青はやはりキャッスル以外の何物でもない独特の世界だと思います。

この石の青を正確に再現したいと考え、今回もまた屋外での撮影を選びました。
同じ屋外撮影でもピーカン(晴天)を避け、空の青が石に写り込むことの少ない薄曇り、半日陰での撮影です。

一般に出回っているキャッスルの大半は淡褐色のマトリックスがあります。この7.90カラットのような純粋なターコイズ結晶の塊、ジェムグレードと言えると思いますが、このような極上の石質というのは非常に少ない。
透明感、青の美しさは秀逸。これこそ純粋な天然ターコイズの世界です。

写真でお分かりのように、楕円形の両端部、それも側面にかなり目立ったパイライトの煌めきがあります。 これはこれで良いでしょう。

多くのターコイズ業者さんの記載にもあるように、ほとんど市場に出ることのなく入手が困難なキャッスルドーム、その困難さをはるかに凌ぐナチュラルです。
書き忘れるところでしたが、キャッスルドーム・ターコイズは別名ピントヴァレー・ターコイズとも呼ばれています。 商品No.:TW160331A
商品名:ナチュラル キャッスルドーム ターコイズ 7.90 ct.
原産地:アリゾナ州 1960 - 70年代=ビンテージ
加工国:日本 処 理:なし(100%ナチュラル)バッキング
サイズ: 長さ14.04 x 幅 10.57 x 厚み 7.05mm 背面フラット
カラット数;7.90ct.
カット研磨 : Aquilax.O 超精密ミラーポリッシュ
この商品は完売しました。ありがとうございました。

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